2008年4月16日

 ギリシャ神話の中にプロクラステスという盗賊が出てくる。その盗賊は捕らえた旅人をベットに寝かし、そのベットより身長が長ければその旅人の足を切って、ベットの長さに合わせたという。そこから、その形容詞である”Procrustean”は多様性に関わらず無理に基準に合わせようする意味を持つ様になった。

 さて、ここに40歳代以上の衣料品に関するデータがある。それによると、女性の3/4、男性の1/2は標準的なサイズの衣服が合わず、特に年齢層が上がるにつれ、そのギャップは大きくなっているとの事である。確かに周りの人の話を聞いても、「二の腕のところがあわず、肩が上がらない」とかの不満をよく聞き、そんな人たちはファッション雑誌で紹介されている洋服は自分たちとは縁遠いものと思い込んでいる。

 スペインでは、サイズに関してこんなニュースがある。
 1.「体重が少なすぎる」という理由でに約1/3のファッションモデルの参加を禁止にした。(2006年9月)
 2.極端に痩せているモデルのメディアへの露出が近年の拒食症の増加の一要因と懸念したスペインの厚生省はモデルサイズとなっているサイズ表示の見直しの為に、2008年調査を行った。そしてソリア厚生相は、この調査の結果をEUに提出し、既製服の従来のサイズ表示に代わり、身長のほかスリーサイズを含めたサイズ表示を提案することを発表した。

 スペイン、日本の両方の事例、そして身近にいるお客様の抱える課題を知れば知るほど、服とそれを着る側の関係をもっとインタラクティブな(双方向的な)情報とか思いをやりとりする「場」の必要性を感じている。

2008年4月16日

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