Someday I’ll wish upon a star

“いつかはきっと”
シャーロット・ゾロトフ (著)
アーノルド・ローベル (イラスト)

 「大きくなったら、何になる?」「う〜ん、あのね、犬になる」幼き頃には、こんな調子の会話を聞く事ができる。人によっては、犬のところが、ケーキ屋さん、花屋さん、ウルトラマンなど。でも共通しているのは、「なれたら素敵だな」という気持ち。エレンもそんな子どものひとり。エレンは欲張り。いろんななりたいもの、したいことがその胸につまっている。

 すてきな髪の毛、男の子、バレエ、野球、お金持ち、パパママにほめられる事、ブルドック、ママの手伝い、ピアノ、クリスマスツリーの飾り、たくさんある。たくさんあるけど、ひとつ同じなのがエレンの周りの人たちが笑顔だということ、そしてエレンがニコニコしているということ。なりたいこと、したいことを抱えて、・・・・・。あーあ、とりあえず、今からゆうごはんに行かなくちゃ。

 子どもの抱える「なりたい、したいこと」は、いわゆる、彼ら彼女らのミッション。大事なもの。会社でも社員が共鳴する様なミッションが定まらない限り、ひとつの力とはなりづらい。例えどれだけ「できる」能力があろうと、実際に発揮「する」とは限らない。別な表現を使えば、老人の生活能力をいくら部分的に測定しても、実際の生活の中でそれをするかどうかは別な問題であることと同じ。もちろん、「できる」も大事。でもこの「できる」力を養っていく時にあわせて、「君、何になりたい?、何したい?」と問い続ける作業をすることが非常に重要だと思う。

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