心地良さ

シェイカー通りの人びと

人はつながりによって明日の活力を得、夢によって明日の方向性を決めていく。つながりは、人との関係の中で生まれ、夢は自分の中で育てる。そんな風に活動している人たちがたくさん活躍できる社会が「心地よい」社会になるのであろう。

 この絵本「シェイカー通りの人びと」に出てくるある村にはシェイカー通りという通りがあった。そこにはハーキマ姉妹やサム・クーリックなどの家族がみんな当たり前の様にあいさつをし、日常生活を送っていた。しかしある時、郡の役人がやってきてダムの建設を告げた時から、ひとり、またひとりと、村を去っていった。そしてとうとうダムの底に沈んでしまった。
変わらぬもの、変わるもの。写真撮影の方法に動くものを撮る技術がある。しかし全部が動いているのではなく、動かないものの中に動くものをどう取り込んでいくのかが、その写真の課題となる。変わるから前に進むこともある。しかし全部を人は捨て去る訳ではない。今まで築いた、動かぬつながりの上に、変わるものを追求する時に、初めて良い「作品」が出来上がるのではなかろうか?いつか傷つけた”柱のきず”があるから、今日の成長の度合いが分かるのである。

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