10年一昔。10年経てば、時代が大きく移り変わる、そんな意味。が、今、そしてこれからは、この10年がさらに短縮され、グローバルな市場な事業展開している企業ほど、1年、半年、そして1ヶ月とその世界が大きく変化している。福祉業界などのローカルな舞台で活動する業界、そして生活も以前の「常識」の賞味期間も短くなりつつある。
英国のオックスフォード大学が10年後にこれから消える業種を予想する記事が出ている(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925)。今までの「常識」が通用しなくなる時代への移行。これまでの「常識」の中にどっぷり浸かった企業や個人にとって衰退する道でもあるが、同時に飛び抜けるチャンスでもあろう。
何が新たな「常識」となるかを予測する事は難しい。しかし、どの時代でも通用した事物は分かる。何故、正倉院の1300年前の宝物は今でも人々を惹きつけるのであろうか。人が人である以上、時代を超えた美しさは永遠に人々を惹きつけ、社会的な価値を有し続けるように思われる。そしてその価値を自らの中核に据える限り、大きく道を外れる事はないように思われる。ちょうど美しく輝き続ける王の玉の様に。