夢と共鳴

“ねむっちゃだめだよ かえるくん”, さくら ともこ (著), 塩田 守男

 かえるは外温動物で、春になるまで休眠するのが常。その常識をこの本でひねってみせている。冬を見た事がない7匹のカエルたちが他の動物たちの話を聞くうちに、自分達も雪がみたいと思い出した。 “夢と共鳴” の続きを読む

背中

彼らは、「与えられる」ことが当たり前なのだと。「やらされる」ことばかりで自ら「こうしよう」と思ったことをやる機会が与えられなかったんだと。音楽は、ただとにかく大きな声で歌えば褒められ、小さな声だと活を入れられ、むずかしい指使いにとまどってもリコーダーに集中する時間が無く、そのすばらしさ、楽しさを知らないままただテクニックを要求される。

“恐竜3D図鑑”
インフォマックス (著)

 恐竜は大人にとっても子供にとっても、人気のある素材の一つではなかろうか。絵本でも多くの恐竜ものがあるが、この本は3Dで、付属のめがねを通して見ると、まるで浮き上がって見えて来る。恐竜が好きな子は同じ場面をいくらでも見ているに違いない。 “背中” の続きを読む