感情は解釈である

 キャリブレーションという言葉が、NLPの中にあります。相手の無意識的に行われる非言語的な反応を五感で感じる事で、表面的に表現された内容(表層構造)の根底にある深層的な内容(深層構造)への理解を深めていく過程を、キャリブレーションと言います。この言葉は、元々技術的用語で、基準値と対象物を照らし合わせる意味であり、基準値そのものは当然、標準的なものさしである必要がある。

 ここから分かる事は、相手の心の動きにきちんとあわせていく為には、まず自分の心の状態を安定的なものにすることが必要で、例えて言うなら、静かな湖面の上でこそ、どのような小さな石が投げられてもどこに落ちたかが分かると言えばいいでしょう。逆に言えば、雨がザーザー降って、湖面がざわついていれば、大きな石が投げられても投下地点は全く分からない事になります。

 しかしいずれ雨も止みましょう。本来ならば、ノイズの原因が消えた訳ですから、湖面は元の平らかな状態のはず、ですよね。しかし現実はなかなかそうはなりません。しかも一度、「学習」したノイズの原因だった対象が何もしなくても、まるでパブロフの犬みたいに勝手にノイズを生じさせる「自分」が存在します。

 そのノイズをどうやって調和させ、一体となる「自分」を取り戻すのか、それが相手の心を感じていくキャリブレーションする上で必要な自分自身の「インフラ整備」ではないかと思います。そして、この「インフラ整備」を行うのが、NLPの役目だと言えます。

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