小学生時代、先生が冗談まじりで、そのうち腕時計くらいの電話が発明されるぞと言ったことがある。それに対して、当時の私達は大笑いで、アホなという反応をしていた。
さて、時代が過ぎ,今,2014年。どんな時代になっているだろう?googleやアップルが、車搭載用のOSを発表し、いずれ彼らの主戦場が車に移るだろうなという予感される状況になっている。かって、大型コンピューターからパーソナルコンピューター、そしてノートパソコン、携帯に搭載するOSでのシェア争いが行われてきたし、来ている。
パソコンを例に出すなら,かって圧倒的なシェアを握っていたNECもそのOS側にコントロールが移り,単なるコモディティ化していった。そんな前例を思い出すとき,いずれ車もそうなるだろうなと予感される。現にガソリン車から電気自動車時代に移行している今,水平分業の中で車を製造しない企業が電気自動車でのシェアを握っている。
川の流れは一定であり,一日単位で観る限り,変化はしていない。が、そこで流れている水は一秒たりとも同じものはなく、常に変化している。一定方向に流し、水の力を分散しているからこそ,そこでの川の方向性は一定に保たれている。大事なものを守りたければ、変化させていかなければいけない要素も出てくるのであろう。
先に生まれ、先頭を走っていたつもりが、時代の流れを忘れてしまえば、他の場所で生まれた何かが、ある日、突然目の前に現れ、ぶっちぎりで遥か先頭を走り去る事もありうる。ローカルな活動だからといって、実はその戦いはグローバル化しているのではないだろうか。de facto standardを目指して、グローバルなしのぎ合いはこれからも続くし,そこで勝負がつけば、より下の階層での主導権争いが始まり、最終的には、それが中央から地方に波及していく。
人は、生まれた瞬間は、大いなる可能性を持って、その生が始まる。そして様々な経験を積み重ねる中で、思考スタイルや視点に限界値を、「ローカルな思い込み」で設定する。箱の外から見て初めて,その姿形色が認識出来る。歴史を変化させるのは,箱の中から外への第一歩である。
You are welcome to the New world!
One small step for man, one giant leap for humankind