時間

“ともだち”, ヘルメ ハイネ (著)
 この友達トリオは異色のコンビ。ぶた、ねずみ、そしてにわとり。あさからばんまで遊んでいる。ボートに乗って大冒険、それがだめなら、つり、そして自転車にのって、あっちこっち。とにかく一緒に何かしていて、楽しい一日だった。

 でも日がくれ、お別れ?とんでもない。一緒に寝る事にした。だけど、誰のとこに行っても誰かが寝ることができず、結局それぞれ自分のねどこへ。でも夢の中は一緒。

 まったく違った環境にいる3人が「遊び」を通じて、「いっしょいっしょ」の時間を共有し、楽しいひとときを過ごす。そしてとことまで、つき合ううちに見いだしてしまう違いさえも乗り越え、更に強いつながりのある友達になっていく。この本はそんな予感をさせて、終わっている。

 子ども時代は「頭」でなく、「体」で感じながら、友達をふくらませていく。そしてその友達が芯を持った、堅い存在になるには、「いっしょいっしょ」で何かを積み重ね、「おんなじ」で喜び、「ちがう」で乗り越えていく経験をする必要があるだろう。だが、今、そんな「無駄な」時間がそれぞれの子供たちには与えられているのだろうか?

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